~思い立ったらまず準備~ 自宅を売った経験のある私が、 これから自宅(戸建)を売る方に聞いてほしいこと。
一生に一度の買い物と言われる不動産ですが、
生活してみて売りたいと思うこともありますよね。
清水の舞台から飛び降りる思いで購入という決断を下した自宅を
売りたいと考える理由は、人によって様々だと思います。
私は、かつて新築一戸建てに憧れて新築分譲住宅を購入しました。
ところが、引っ越ししてわずか4年間生活しただけで売却した経験がございます。
言うなれば、一生に一度の売却・・・
今回は、「思い立ったらまず準備」と称して
準備するものと、私が準備しておけばよかったと思うことなどを書こうと思います。
<準備する書類>
自宅を売りたいと思ったら、
まずは不動産を買った時の資料が手元にあるか確認しましょう。
理由は、土地や建物の正確な情報を把握して、
不動産屋さんの査定ができるようにするためです。
また、売買が成立した時には、手続きに資料が必要になるからです。
- 売買契約書
ご自宅を購入した時に、売主の方と交わした契約書です。
売買代金等が記載されています。
- 重要事項説明書
土地や建物の内容等が記載されています。
- 登記事項証明書(登記簿謄本)
土地、建物の登記されている内容が記載されています。
- 登記識別情報
数字と記号の組み合わせが記載されているもので、
数字と記号の欄は保護シールで見えないようになっています。
ご自宅を購入した時に、シールを剥がさないように念を押されたと思います。
なので、シールの下がどのようになっているのか、見たことはありません。
登記申請のときに、本人確認方法のひとつとして使用するものとのことです。
- 図面
敷地面積が分かる測量図、間取り等が分かる平面図、
建物の外観が分かる立面図、
設備等の仕様が分かる仕様書等が必要となります。
- 建築確認済証、検査済証
建物を建築する際に、建築基準法に適合した設計であることを確認した
建築確認済証と、建物完成後に図面通りに工事が完了したことを検査して
合格したことを示す検査済証です。
私のように分譲住宅を購入した場合は、
原本が分譲会社のものであり、その写しが手元にあると思います。
<今思えば、準備しておけばよかったと思うこと>
今思えば査定依頼前に準備しておけばよかったと思う事、それは、
自分の土地の範囲が分かる境界杭(プレート)の現物確認です。
私の場合は、お隣さんの敷地の中に境界杭があったため、
お隣さんと日程調整が必要になり、査定の現地確認と合わせることができず、
二度手間になってしまいました。
お隣さんや、道路等と、自分の敷地の境を示すものが現地に無いと、お隣さん等と敷地の境目を確認しなければならなくなります。
自宅を購入した時に、現物を確認していることが多いとは思いますが、
住んでいる間に土に埋まるなどして、すぐ確認できないと、
不動産屋さんと探すことになってしまいます。
<まとめ>
自宅を売りたいと思ったら、まずは書類がお手元にあるのか確認しましょう。
そして、可能であれば境界杭の確認をしましょう。
これらが揃っていると、不動産屋さんの査定がスムーズに進み、
販売活動に早く入ってもらえます。
また、査定の精度も上がるので、自宅が売れるまで待てる期間や、
その間の生活、売れた後のことも検討しやすくなります。